こんな症状があれば、
診察を受けましょう
- 羽尾が抜けてはげてきた
- 顔が汚れている
- お腹が膨らんできた
- 吐く
- 下痢をしている
- 食欲・元気がない
- くしゃみをする
飼育について
イギリスの鳥類学者が、1840年に初めて飼い鳥としてオーストラリアから輸入したことが最初の記録に残ってます。日本では明治時代に輸入され、世界で最も一般的に飼われている小鳥で、世話もそれほど難しくなく、アパートでも飼うことができるでしょう。ペットとしてのセキセイインコはとても人懐っこい性格です。飼い主以外の人にも懐き、ヒナの頃から手乗りにしてあげると人との信頼感が強くなり、手や肩に止まるようになります。
生態
体重は30~40g、体長は18cm。野生では、オーストラリア内陸の半砂漠地帯~草が群生しているサバンナや、川沿いで暮らしています。20羽~40羽の群れで行動し、熟しかかった穀類を食べています。1年中繁殖しますが、乾燥地帯に雨が降ったあとの繁殖は顕著にみられます。寿命は8~10年です。真昼の日差しが強い時間帯はほとんど行動をしませんが、朝と夕方は活発に行動します。
特徴
- Point.01臘膜
- 臘膜(ろうまく)とはクチバシの根元付近、鼻の周囲に広がる柔らかい膜です。臘膜の色により、雌雄を鑑別できます。
- Point.02脚鱗
- 足は脚鱗(きゃくりん)と呼ばれる鱗状の皮膚で覆われています。
よくある病気
- マクロラブダス感染症
- 卵づまり
- 胃炎
- 副鼻腔炎
- 疥癬
- 脂肪肝
- PBFD
- 腫瘍
食餌
ペレット+青菜が理想的です。青菜はいろいろな種類のものを出来るだけ毎日与えましょう。おやつは全食事量の10%未満にしましょう。ペレットは人工飼料です。粒状に固められており、セキセイインコの活動に必要不可欠な栄養素を含んでいます。ペレットを主食とする場合は、必ずしも副食を与える必要がありません。ペレットは、シード(種子)だけでは不足する栄養素を補うことができ、栄養バランスが良くなります。また、消化性にも優れています。
副食を与える場合は、食事メニューのバリエーションを増やす程度に捉えましょう。与える量はペレットの袋に記載されていますが、与え過ぎは禁物です。鳥の栄養状態を体重を測定し、その都度調整することが大切です。
飼育環境
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行動範囲
ステンレスケージでも飼育できますが、部屋の中で放鳥する時間を設けた方が良いでしょう。
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睡眠
夜9時までには暗くして、寝かせる様にしましょう。