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避妊・去勢の方法は、外科手術による方法と、注射による方法があります。
そして、それぞれの方法には特徴があります。避妊・去勢の手術はオス・メス共に可能ですが、
注射による避妊はメスだけしかできません。(注射による避妊の場合はメス犬・メス猫に限ります)
外科手術の場合には、1回手術をするだけで、それ以降は対策が必要なくなります。
注射の場合には、定期的に注射を打ち続ける必要があります。
具体的には次のようになります。
最初に注射をしてから、3ヵ月後にもう1回注射をします。
その注射の後、4ヵ月後にもう1回注射をします。
この3回目の注射をした後、5ヵ月後にもう1回注射をします。
その後は、5ヶ月ごとに注射を打ち続けます。
外科手術をする時期は、生後3ヶ月齢から6ヶ月齢位が丁度よいでしょう。
特に、メス犬の場合は、初回の発情期前までに避妊手術をすると乳がんの予防効果が99.5%あるという研究データがあります。
(ただし、2.5歳以上になってからの手術では避妊はできても、乳がんの予防効果はなくなります)
またメス猫の場合には6ヶ月齢迄に避妊手術をすると、
乳がんの予防効果が91%あるという研究データがあります。
(同様にメス猫の場合には24月齢以降の手術では乳がんの予防効果は0%となってしまいます)
オス犬・オス猫の去勢手術をした場合には、年齢が若いうちの手術であれば、
前立腺肥大の予防にもなります。
避妊・去勢の手術は、年間を通して行うことができます。
うさぎ・ハムスター等の避妊・去勢手術も行うことができます。